児童教育学科 教員の活動

イタリア学校調査に出掛けてきました。(2017年11月5~14日)


科研費「イタリアの学校教育に関与する外部主体の多様性と地域コーディネートに関する調査研究」(研究スタート支援)で昨年からイタリアの学校内外を訪問して調査を進めています。今回はあるイタリアの小学校に1週間ほど継続的にお邪魔しました。

初日は3年生のクラスに入りました。およそ20名の子どもたちから自己紹介と併せて一つずつ質問となり、日本の何が好きか、地震が多いのは本当か、おもしろい靴を履いているわね、日本語のアルファベットを教えて、といった質問を受けました。私が日本の好きなところとした温泉と地震との関連に気が付く子どもがいて感心しました。また担任の先生が時差について話してくださると、地球の自転の速度を多くの子どもが暗記しており、ほとんど自分たちで時差の仕組みに思い至っていました。そのほか2年生と5年生のクラスに伺いましたが、いずれもプロジェクト型のクリエイティブな活動の多いこと、時間をゆったり使っていることなどが印象的でした。縦割りでは学校ジャーナルを編集し、全校児童会議の準備もしていました。

現在イタリアでは1週間の就学時間が4種類あり(24, 27, 30, 40)、学校ごとの裁量で選択します。一つの学校のなかに異なるタイプのクラスが併存する場合もあります。今回訪問した学校では全クラスがフルタイム型を採用、8時半から16時半まで、みっちり毎日8時間の学習活動が月~金まで5日間続きます。とはいえ先の3年生クラスは、月曜には町の演劇鑑賞に出かけ、金曜には町じゅうの公共交通機関がストライキで休校でした。業間休みや昼休み等のレクリエーションを、天気や前後の学習活動、子どもの様子に応じて長めに取ることもありました。教員は2名で一クラスを担当して教科を分けており、午前と午後で交代します。さらに、さまざまな外部人材も活用して負担を軽減しています。

このように子どもも先生も適度な息抜きがあるから持続もし、いざというときの集中力(や創造性?)が発揮されるのかもしれません。今回の訪問で得た情報で参考になりそうなものについては、適宜、研究ノートや論文の形で報告していきます。

(髙橋春菜 助教・児童教育学科)

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