盛岡大学栄養科学部

「災害時栄養支援」を開講しました。

10月30日(金)栄養科学科「災害時栄養支援」(佐藤ななえ教授担当回)が開講されました。

災害時には、被災者の栄養状態を良好に保つための迅速で適切な支援が求められます。そのためには、提供すべき食事内容の検討と食事を提供するための体制づくりの両者が必要となります。特に災害時要援護者(妊産婦・乳幼児・障がい者、高齢者など)は即時対応が求められます。本科目は、専門科目をある程度修得した3年次後期に開講されており、被災者に対する栄養支援の重要性・緊急性、及び具体的な支援方法について理解することをねらいとしています。講義では、災害に備えた法制度や仕組みといった基礎知識のほか、災害の未然防止、発生時に備えた準備、発災時の対応、復興期の支援など段階に応じた対応について、行政、病院、学校、給食施設などの職域別に学びます。さらに、実際に被災地で支援に携わった行政管理栄養士や岩手D-MAT(災害派遣医療チーム)の隊員を特別講師として招き支援の実際を学びます。

今回は、大船渡市生活福祉部健康推進課栄養士岡崎暁子(管理栄養士)さんを講師に、「災害時における市町村行政管理栄養士の対応」と題して講義いただきました。

岡崎さんは、東日本大震災発災時、被災地である大船渡市の栄養士として現場で活動をされた方です。発災当日は、深夜まで炊き出しを行い、3月12日から4月17日までは毎日、栄養士と調理師で1日8,000個~13,000個ものおにぎりを握り、被災者の食を支えていました。発災3日後からは、炊き出しの他に、衛生物品の管理・提供、各避難所を巡回し、炊き出しの状況確認などを実施、さらに1ヶ月後からは栄養摂取状況調査を実施して課題を明らかにしたうえで、その解決のための活動を行うなど、段階に応じて業務にあたってきたそうです。

発災から2ヶ月、3ヶ月が経過すると、炊き出しのレシピ考案、ビタミン強化米の提供、物資の配送予定を予め伝え、参考メニューが記載されたサイクルメニューの配布、サプリメントの提供、仮設住宅入居後の個別栄養指導など、時間の経過とともに行政管理栄養士としての活動が変化していく状況を学びました。

学生は、実際の被災地での行政管理栄養士の活動を伺い、災害時の管理栄養士の支援の重要性と具体的な支援方法について深く学ぶことができました。

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